過払い金請求~クレジットカードってできるの!?~
テレビCMなどで有名になった『過払い金』
あなたは、クレジットカードのキャッシング枠なら、過払い金請求ができると知っていますか?
消費者金融で借入れをしていた人が過払い金請求するのが大半ですが、クレジットカードによるキャッシング枠もアコムやプロミスなどの消費者金融と同じように過払い金請求ができます。
貸金業法改正前には、利息制限法の上限金利を超えてキャッシングを提供していたカード会社(信販会社)も多くありました。
『クレジットカードのキャッシングだから・・・』とあきらめている人も多いのではないのでしょうか。
クレジットカードの過払い金請求について教えます。
◇クレジットカードの過払い金請求はキャッシング枠のみが対象
クレジットカードにはキャッシング枠とショッピング枠があります。このうちクレジットカードの過払い金請求ができるのはキャッシング枠のみで、ショッピング枠は対象外です。
貸業法改正前に利息制限法を超える金利でキャッシングを利用していた場合は、過払い金が発生している可能性があります。
クレジットカードのキャッシングはコンビニなどのATMで銀行のキャッシュカードと同じ感覚でお金引き出せる便利な機能。銀行のキャッシュカードで引き出すお金は自分の貯金ですが、クレジットカードで引き出すお金はアコムやプロミスといった消費者金融で借入れする『借金』と同じで利息が付くので、過払い金請求ができるというわけです。
いずれのカード会社も2007年から金利の改定を行っているので、2007年以前にキャッシングを利用していた方は過払い金が発生している可能性が高いでしょう。
◇クレジットカードのキャッシングで過払い金が発生している可能性のある事業者
・エポスカード
・イオンカード
・オリエントコーポレーション(オリコ)
・クレディセゾン(セゾンカード)
・セディナ
・アプラス
・ライフカード
・OMCカード
・三菱UFJカード(ニコスなど)
・クオーク
・JCBカード
などがあります。
◇クレジットカードのショッピング枠は過払い金請求できない理由
キャッシング枠は借金と同じだから過払い金請求ができるとわかりましたが、なぜ、ショッピング枠はできないのでしょうか。
キャッシング枠は借金ですが、ショッピング枠は借金ではなく、クレジットカード会社が代金を一時的に立て替えているだけで利息は発生していないからなのです。
でも、リボ払いや分割払いで購入した場合、手数料が取られていますが、これは、あくまでもクレジットカード会社に支払っている『手数料』で、利息ではないからです。
過払い金請求は、払い過ぎた利息に対しておこなうので、手数料には適用されないのです。
ショッピング枠は、法律上は『借金』ではなく『立替金』です。
借金には利息が付きますが、立替金には利息ではなく手数料が付きます。過払い金請求は利息制限法に違反した、『払い過ぎた利息』に対しておこなうことができるものなので、立替金の手数料には適用されません。
また、キャッシングのリボ払いは過払い金請求出来ますが、ショッピングのリボ払いや分割払いで取られている手数料は上記と同じような理由で過払い金請求できません。
クレジットカードのキャッシング枠で過払い金が発生していて、ショッピングの利用残高がある場合は、過払い金を利用残高の支払いに充て、残った分を請求します。
★例題★
ショッピングの利用残高が50万円あり、過払い金が100万円発生していたとすると、過払い金の100万円から50万円をショッピングの利用残高に充て、残った50万円が手元に戻ります。
ショッピングの利用残高があるから過払い金請求ができないということはありません!
逆に過払い金でショッピングの利用残高が支払いきれない場合は、残った分を支払わなければなりません。
◇クレジットカードの過払い金請求の時効
過払い金請求の時効は、最後に取引をした(完済した)日から10年です。
しかし、クレジットカードの場合、年会費を支払っている期間は取引が継続していると見なされる可能性があります。
つまり、完済した後も年会費を支払っていた場合、最後に取引をした日が完済日になるのではなく年会費を支払った日になる可能性があります。
実際に岡山地方裁判所で、『クレジットカードでの借金の完済から2~3年の間、年会費を支払っていて、その後解約した場合、最終取引日を借金の完済日ではなく、解約をした日』とする判決がでました。
ただし、法律で明確に決まっていないので素人判断では難しい問題です。司法書士や弁護士などの専門家に依頼することをおすすめします。
◇クレジットカード会社に過払い金請求をした場合、
そのクレジットカードを利用できない理由
クレジットカードの過払い金請求をした場合、請求先のカード会社が発行するクレジットカードは利用できなくなります。
キャッシング枠だけはなく、ショッピング枠の利用もできなくなります。ETCなども同様です。光熱費や携帯電話の料金などをクレジットカードで引落しにしている場合は、過払い金請求をした時点からできなくなるので、引落し先を事前に変更しておく必要があります。
過払い金請求をしたクレジットカード会社以外が発行するクレジットカードは、その後も問題なく使えますのでご安心ください。
◇まとめ
クレジットカードの過払い金請求はキャッシング枠のみでショッピング枠は対象外です。
2007年以前にキャッシングを利用していた場合は過払い金が発生している可能性が高いでしょう。
クレジットカードも消費者金融などの貸金業者同様、過払い金請求の時効は最終取引日から10年ですが、クレジットカードの年会費を払い続けていた場合は、完済日ではなく年会費を支払った日が最終取引日になる可能性があります。
クレジットカードの過払い金請求後は、請求先の発行するカードはショッピングやETCなどの機能も利用できなくなりますので、注意が必要です。
クレジットカードの過払い金請求はいつが最終取引日になるかなど、素人では判断が難しいので、司法書士や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
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